ワクチン接種を受けることで防げる犬の病気は様々ですが、そのうちに「犬ジステンバー」という伝染病があります。これは特に子犬では死亡率の高い伝染病で、発症すると「高熱」「目ヤニ」「鼻水」「くしゃみ」などの症状が表れ、元気がなくなり食欲も減退します。また「嘔吐」「下痢」などの症状や、「震え」「痙攣」などの神経症状を起こすこともあります。
当院では「犬5種混合ワクチン」「犬11種混合ワクチン」を接種して頂くことができ、基本的には「犬5種混合ワクチン」を接種して頂ければ問題ありません。しかし夏場に川や湖などで水遊びをさせることがある犬につきましては、「犬レプトスピラ感染症」を予防するために「犬11種混合ワクチン」を接種させてあげることをお勧めします。
「犬レプトスピラ感染症」は水温の高い時期に繁殖力を持つため、8~10月に水遊びをさせた際に犬が真水を飲むと感染する可能性があり、発症すると急性腎炎や肝炎を発症することがあります。