猫の慢性口内炎:臨床管理における最新概念①

J Feline Med Surg. 2023 Aug 7;25(8)
Feline chronic gingivostomatitis current concepts in clinical management
Maria Soltero-Rivera et al

臨床的意義:猫の慢性口内炎(FCGS)は、衰弱激しい疾患であり、獣医師と飼い主双方にとって大きな課題である。近年の文献で、免疫介在性とウイルス感染の関連が指摘されている。免疫介在性には、局所的影響と全身的影響の両方が含まれる。

治療選択肢:
全額、または全臼歯抜歯は、依然として局所治療の主軸であり、これに反応しない場合は、免疫抑制剤による内科的治療が選択肢となる。鎮痛も極めて重要で、幹細胞を用いた免疫調節も代替治療法となる。この疾患に関わる分子がより詳細に解明されるにつれて、新たな治療法が開発される可能性がある。

目的:本レビューでは、FCGSに関する既知の知見と、治療法について概説する。

根拠:現時点で最も信頼できるエビデンスに基づいており、我々が10年以上にわたり研究してきた内容も記載する。

猫ちゃんの口内炎の論文で、比較的新しいものです。分割して訳していきます。非常に痛みの激しい消耗性の疾患ですので、猫ちゃんはかわいそうです。当院では、抜歯を行い治療をさせていただいています。その抜歯時には、歯根を残さないのが大原則です。残根してしまい、治っていない猫ちゃんにも対応させていただきます。お気軽にご相談ください。

みや動物病院