胃拡張・捻転症候群は、全身状態の悪化が急速に進む致死的な疾患です。胃拡張・捻転症候群の正確な発生メカニズムはわかっていませんが、大型〜超大型犬の痩せた中高齢の犬に発生しやすいと言われています。1回の給餌量が多かったり、勢いよく食べたり、食後に激しい運動をすると発生しやすいとも言われていますが、必ずしも当てはまるわけではありません。

先日、生後3ヶ月という若さで胃拡張・捻転症候群になってしまったワンちゃんを診察いたしました。3ヶ月齢での胃捻転は経験がなく驚きましたが、腹部レントゲン検査で典型的な所見が認められたため、緊急手術を実施いたしました。

術後は順調に回復し、現在は元気にお過ごしとのことで安心いたしました。

みや動物病院