口腔内にできる悪性黒色腫は、色素をつくる細胞の腫瘍です。犬の口腔腫瘍のなかではもっとも多く、平均すると10歳前後のわんちゃんに発症しています。黒色腫といっても黒くないものもあるので注意が必要です。また、進行が速く転移率も高いので早期発見早期治療が重要になります。
驚かれるかもしれませんが、治療方法は手術で骨まで一緒に切除することが一般的です。
手術後は抗がん剤(カルボプラチン)を使うと生存期間が延びることがわかってきました。
月に一度は口のなかをチェックして、異常なしこりや潰瘍などがないかチェックするようにしましょう。
見つけたら早く病院に相談しましょう。

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