クッシング症候群の治療中に腎膿瘍を発症したイヌの1例について合田先生が発表しました
合田先生がクッシング症候群の治療中に腎膿瘍を発症したイヌの1例について、兵庫県開業獣医師会臨床研究会で発表しました。
腎膿瘍は極めて珍しい病気です。過去に数えるくらいしか報告がありません。このような病気になる背景には、糖尿や副腎皮質機能亢進症などの基礎疾患が関係しています。過去に報告されているワンちゃんたちは腎摘出で治療されています。当院では超音波の機械で腎臓を見ながら針を刺して排膿し、ばい菌をやっつける薬を飲んでいただいたところ幸いにも治りました。腎臓を取らずに済みましたが、基礎疾患が残っていますので、そちらの管理をきちんとしないといけません。
糖尿病や副腎皮質機能亢進症などの、免疫力の低下する疾患を持つワンちゃんは気を付けてあげてください。
みや動物病院