経皮経肝胆嚢ドレナージを行った犬の1例について発表しました
人のお医者様は急性胆嚢炎の患者さんに胆嚢摘出を推奨していますが、何かしらの理由で手術が行えない場合はお腹の皮膚越しに胆嚢にチューブを入れてドレナージ(PTGBD)を設置するようです。獣医療では胆嚢炎に対するガイドラインは無く、PTGBDは一般的に行われていませんでした。閉塞性黄疸と胆嚢炎を合併したワンちゃんに、PTGBDを実施したところ順調に治ったので発表しました。
手術に耐えれないような状態でも全身麻酔をせずに行えるので、良い方法と思います。その後も、黄疸のワンちゃんに行いましたが、1回だけ胆嚢を洗浄しただけで治った子もいます。
ワンちゃんの体調が悪く、手術ができない状態だったり、手術はしたくないけど黄疸で困っているときは是非ご相談ください。
みや動物病院