診断 過去にFCoVに感染したことがない限りFIPを発症ないため、罹患組織および滲出液中のFCoV（RNAまたは抗原）の検出と、FIPと一致する生化学検査の所見は有用である。 オンラインでも閲覧可能なABCD FIP診断 […]

臨床症状 腸管コロナは、臨床症状は軽いことが多いが、初期に下痢や上気道症状を呈することがある。時折、非常に重篤で致命的となるコロナウイルス腸炎が報告されている。FCoVキャリア猫において慢性下痢が報告されている。 FIP […]

免疫 FIPの発症は、ナチュラルキラー細胞と制御性T細胞の獲得性細胞性免疫の抑制と関連している。FCoV感染において重要とされているのは、獲得性細胞性免疫の調節因子であるインターフェロンガンマ（IFN-γ）である。FCo […]

有病率と危険因子 ノースカロライナ州立大学獣医学部（1986～2002年）で検査された猫全体におけるFIPの有病率は、全猫11,535匹中60匹（0.5%）であった。アメリカの獣医学教育病院24施設を対象とした後ろ向きデ […]

疫学 伝播 FCoVの感染経路は糞便の経口感染で、ウィルスで汚染されたもの（例：トイレ、猫砂の媒介物やスコップ、ブラシ、掃除機、靴）との接触、およびトイレ使用時に汚染された足をグルーミングすることで伝播する。 唾液中にウ […]

Abstract:猫コロナウイルス（FCoV）は、全世界的に存在するRNAウイルスで、経口感染する。欧州猫疾病諮問委員会（ABCD）の作成した猫伝染性腹膜炎（FIP）に関するガイドラインである。FCoVは腸管に感染し、ほ […]

Outcomes in dogs with uroabdomen: 43 cases (2006–2015)　Janet A. Grimes et al. JAVMA • Vol 252 • No. 1 • Januar […]

当院では、ワンちゃんの躾の方法を教えるパピークラスや、パピークラスを卒業してワンちゃんと遊べるようになった子達を継続的に遊ばせるジュニアクラスを開催しています。また、社会化期を逃して、ワンちゃん慣れしていないワンちゃんの […]

◯最初に、当院にお越しになった経緯と、治療させていただいた経過について説明いたします。 初診日　他の動物病院で腹水が見つかり、FIPを疑い腹水のPCR検査中に来院なさいました。体重は2.92kgで痩せていました。結果待ち […]

◯　まずは、当院にお越しになった経緯と、治療させていただいた経過について説明いたします。 初診日　食欲がなく、顔がピクピクする発作があり、ヨダレが出ていて、他の動物病院で猫伝染性腹膜炎(FIP)を指摘されていました。体重 […]